メールマガジン『リーダーへの提言』
2010年01月
『善は心の栄養』
明けましておめでとうございます。 さて、お正月はなぜ「めでたい」のでしょうか?
それは、お正月は年神という神様が家々を訪ねて、 祝福する時期だからなのだそうです。
「積善の家に余慶あり」ということわざがあります。 これは中国の古典「易経・坤卦(えききょう こんか)」から 引用された言葉で、善行を重ねている人の家にはめでたいことが 集まってくるという意味で使われています。 善い行いは、得にならないどころか損になることも多いもの。 しかし損得だけが判断基準になってしまうと、目先のことや、 自分のことだけしか考えられない人間になりかねません。 因果応報ではありませんが、善いことも悪いことも、 後になって必ず自分に跳ね返ってくるのです。 この点は企業でも同じ。 営利だけではなく、善いことを積み重ねていくことは 決して無駄にはなりません。先行き不透明な時代ですが、 心に余裕を持ち、「積善の企業に余慶あり」の気持ちで、 今年も仕事に取り組んでいきたいものです。