メールマガジン『リーダーへの提言』
2010年02月
『社内の常識を再考しよう』
社内の常識にとらわれるあまり、一般の社会通念から懸け離れた行為をしたり、 場合によっては、大きな事故を誘因してしまうケースが、まだまだ多く見受けられます。
周りの雰囲気に自分を合わせ、思わず同じことをしてしまう行為を 「同調行動」と呼びます。アメリカの社会心理学者ソロモン・アッシュの行った 実験によると、間違いかどうかはっきり分かる事柄でさえ、高い確率で同調行動が起こり、 誤った答えを選んでしまう、という結果が出ています。
社内の常識が、いつの間にか世間の常識から大きく懸け離れていく怖さは、どのような 企業も抱えています。往々にして人間も周りの雰囲気や意見などに流されてしまうものです。 集団心理の落とし穴にはまらないためにも、企業の行動、自分の行動は、世間の常識と ずれていないか、そして、本当に世の中のためになっているのか、と常に問いかけ、 行動することが求められています。