メールマガジン『リーダーへの提言』
2010年03月
『自由と責任』
福沢諭吉の言葉に「自由とわがままとの境は、 他人の妨げを為すと為さざるとの間にあり」があります。 明治になってから140年以上の歳月が経っていますが、相変わらず 自由という言葉は「わがまま」とか「勝手」などと受け取られがちです。
権利には義務の問題が付いて回るように、自由には常に責任が伴います。 責任とは、各自の判断で自らの行動を律する態度を意味しているのです。 高度な自由は、社会やビジネスを大きく発展させる原動力です。
イギリスの元首相チャーチルは「偉大さの代償は、責任だ」と述べています。自らの夢や目標を成し遂げるためには、常識や既成概念を打ち破る発想や、 たゆまない努力の他に、自己責任の伴った行動も必要となってくるのです。リーダーには、裁量の自由度が増すと同時に、自己を律し行動する能力が 求められてくるのです。