メールマガジン『リーダーへの提言』
2010年08月
『生き方格差社会』
みなさんは「格差」について、どう思っていますか。つい最近までは、ほとんどの人が自分は中流だという意識を持っていました。それがいつ の間にか自らを下流だと意識する人が増え出し、格差社会という言葉が 当たり前のように使われるようになってきました。
巷でいわれている格差社会の「格差」とは、所得や暮らしぶりのこと。つまり、あの人はいい車に乗っている、立派な家に住んでいる、資産がある、そういったことなのでしょう。しかし、お金の多寡は心の問題であって、気にかけない人には、格差社会の到来といってもピンと来ないのではないでしょうか。
最近、格差社会の勝ち組といわれている人たちの華やかな活動や生活が紹介される一方、彼らの不祥事や事件も報道されるようになってきました。こういった時に、「人間の品格」という言葉が頭をよぎります。 金持ちであろうがなかろうが、卑しい人間は卑しいし、貴い人間は貴い。 格差社会が本当に問わなければならないのは、生き方や品格の差です。