メールマガジン『リーダーへの提言』
2011年1月
『働くことは役立つこと』
組織や仲間との一体感を意味する「エンゲージメント」という言葉が、 米国の産業界で使われています。日本流に言い換えると、「我が社意識」 とでもなるのでしょうか。
最近、日本では働く人の意欲が低下している傾向にあるようです。エンゲージメントの調査においても、高いエンゲージメントを持っていると自覚する社員はわずか2%で、米国の21%を大きく下回っています。 個人主義が重視される米国においても、エンゲージメントは意欲的に働くためには欠かせないものと定義されています。
働く目的がはっきりすれば、働く意欲がわいてきます。では、私たちは何のために働くのでしょうか。金銭のため、自分自身の欲望のためというだけでは、仕事にやりがいは持てません。家族のため、仲間のため、あるいは組織や社会のためという気持ちが、働く目的となり、やりがいや生きがいを生み出していくのです。