メールマガジン『リーダーへの提言』
2011年10月
『「乗り越えてやろう」と誓うこと』
「ピンチのときこそチャンス」自己啓発の定石とまでいわれるキーワ ードです。困難を克服した実話を読んで奮い立った人も多いでしょう。 しかし実際ピンチに立たされたとき、どれだけの人がこの言葉を思い出 せるでしょうか。
実際に、失敗が人より多くても再挑戦して立ち上がり、その度ひと回り成長している人に、どんな自己啓発をしているのか、と尋ねると「チ ャンスだと考えている余裕はない。『乗り越えてやろう』と呪文のよう に繰り返しているのだ」という返事が返ってきました。
少年野球では、飛んでくる球をしっかり見て声を出すことから教えら れるようです。恐怖で顔をそむけるのは怪我のもと。「さぁ来い」と声を出し続けて、自分が捕ってさばくという心意気を示すのです。「こっち に飛んで来い」と心から思えるようになった時、初めてエラーの恐怖も 克服できるといいます。 困難は誰にでもやって来るもの。ならば「こっちに来い」くらいの気概を持って、乗り越えていきましょう。